大学院進学についてのQ&A

Q1. 大学院(修士課程、博士課程)に進学したいと考えています。受験のための情報はどのように得ることができますか?

    文化人類学コースの入学試験は、東京大学大学院総合文化研究科の入学試験の枠内で、「文系4専攻」というカテゴリーの中で行われます。詳細は、総合文化研究科の入学試験案内のページに掲載されていますので、そちらをご覧下さい(特に、文化人類学コースが所属する「文系4専攻」に関する情報を注意深くお読みください)。願書受付は例年、11月(修士)および12月(博士)に、選考は1月から2月にかけての時期に行われます。また11月に駒場キャンパスで説明会が開かれ、また修士一次試験の過去の入試問題を購入することも可能です(詳細はすべて、上記の入学試験案内のページをご覧下さい)。

※ [外国人の方へ] 入学試験については英語でも簡単な説明がありますが、詳細については上記の日本語ページを見ることが不可欠となります。東京大学(全体)が留学生向けに提供しているページも参考にしてください。

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Q2. 大学院入試についての最新情報(募集要項と入試説明会)の毎年いつ頃発表されますか?

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Q3. 大学院入試説明会ではどんなことを行うのでしょうか?

   例年秋(通常は10月)に実施する大学院入試説明会は第1部と第2部からなり、第1部は超域文化科学専攻の3コース(文化人類学コースのほか、表象文化論コース、比較文学比較文化コース)が合同で行います。そのあと第2部は文化人類学コースの単独の説明会で、文化人類学コースの大学院教育についての説明があり、そのあと質疑応答(各教員への個別質問も含む)が行われます。近年、大学院入試説明会はオンラインで行われてきています。詳細については、時期が近づいてきたら、総合文化研究科HPの最新情報のページ( https://www.c.u-tokyo.ac.jp/admission/index.html )でご確認ください。

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Q4. 大学院教育についてもっと知りたいです。また、教員と連絡を取ることはできますか?

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Q5. 入学試験は対面で行われるのでしょうか?

   第一次選考については、修士入試に関しては、通常の形式であれば東京大学駒場キャンパスで実施します。博士入試の第一次選考は書類選考です。

   第二次選考の口述試験(面接試験)は、修士入試・博士入試ともオンラインで行われる可能性があります。最新の募集要項で確認してください。

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Q6. 大学院生への経済的支援としてどのような制度がありますか?

   文化人類学コース内ではなく、総合文化研究科ないし東京大学の中での選考になりますが、学業成績が特に優れている等の一定の条件のもとで、次のようないくつかの可能性があります。いずれも入学後の申請または課程修了時等の申請になります。

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Q7. 私は社会人です。仕事を続けながら大学院で研究したいと思っているのですが、可能でしょうか?

    仕事を続けながらの就学は一定の条件のもとで可能です。まず、夜間の授業は行っていないため、研究上支障にならない程度に、昼間の授業に出席できることが必要です。とりわけ、水曜日の4限と5限(15時頃〜18時半頃で、修士の場合は主に4限、博士の場合は主に5限)には「全体ゼミ」(通称「水曜ゼミ」)が行われるため、この授業に出席できることがかなり強い条件になります。また、特に学位論文の執筆の時期には、執筆の作業に集中して取り組める環境が必要になります。博士課程においては、博士論文の基盤になる調査実施の段階でも、例えば本コースの典型的作業としてはフィールドワークを行うために、長期間、作業にほぼ専念できることが必要になります。

    もう一方で、制度上は、そうした場合「長期履修学生制度」を利用できる可能性があります。つまり、職業を有している等の事情によって困難がある場合、修士課程においては、標準修業年限2年を3年または4年として、博士後期課程においては標準修業年限3年を4年、5年または6年として、計画的に履修でき、支払う授業料の総額は標準修業年限の場合と同じになるという制度です(履修計画が研究科の教育会議において承認された場合に限る)。ただし、論文執筆や調査の作業において研究に集中できる環境と期間が必要になるのは上述した通りです。

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Q8. 文化人類学コースで学んだ後のキャリアパスはどのようになるでしょうか?

   本研究室で博士号を取得した人の多くは、(多くの場合、研究員等の時期を経て)文化人類学や地域研究、また研究テーマに関連する専門分野における研究・教育職に就いています。

   一方、修士号のみを取得した人は、各種公的機関や報道機関、様々な企業その他の仕事に得て、本研究室で学んだ知見を生かして活躍しています。

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Q9. 留学生として東京大学文化人類学研究室で学ぶ場合、どのような奨学金がありますか?

   入学前の奨学金については、東京大学による関連ページの「入学を希望する方へ」の部分、また文部科学省国費留学生についての案内(英語はこちら)、日本学生支援機構の日本留学奨学金のページ(英語はこちら)、などをご覧下さい。文部科学省のホームページ(英語)の"Study in Japan"にも参考情報があります。また、入学試験に合格した正規学生として入学した場合は、審査によって奨学金を得られる場合があります(東京大学フェローシップ:https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/inbound/ja/finance-scholarships-fe.html

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Q10. 大学院外国人研究生として学びたいのですが、どういう手続きになりますか?

    まず東京大学大学院総合文化研究科による情報をご覧下さい。私費の場合、指導を希望する教員に事前にコンタクトをとることが望ましいです。ただし、諸般の事情により教員が必ずしもご返信できないこともありますが、その場合はどうぞご了承ください。

※東京大学(全体)が留学生向けに提供しているページも有益ですのでぜひご覧ください(英語ページはこちらです。ただし、奨学金情報は日本語ページにだけ掲載されています)。

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Q11. 私は外国人で、アカデミックな日本語の能力が不十分ですが、英語ベースで学ぶことは可能でしょうか?

   一部、英語で行われる授業もありますが、日本語での教育が主体です(ただし、学位論文やレポートの一部を英語で提出することは可能です)。特に修士課程では、入学試験に合格するためには高度な日本語能力をあらかじめ有していることが不可欠です。博士課程の場合には、入学試験で同様の日本語能力が要求されることはありませんが、授業内容を消化するためには高度な日本語の能力が不可欠です。他方、大学院外国人研究生(下を参照のこと)の場合には、修士・博士の学生の場合とは異なり、日本語を学びながら授業に出席することが可能です。また、東京大学は正規の外国人留学生(正規学生および研究生)のための日本語の授業を用意しています。

※追記(2015.3)  2015年1月に実施された入学試験より、今後は、修士課程第一次(筆記)試験(超域文化科学専攻文化人類学コース)の「専門科目」(文化人類学)の試験では、英語で解答することも認められることになりました。ただし問題文は従来と変わらず日本語のみですので、受験者は日本語で書かれた問題文を読んだ上で英語での回答を選ぶことができる、ということになります(なお、これは「専門科目」(文化人類学)のみに関する変更であり、外国語科目は従来と全く同じ形式ですし、また超域文化科学専攻の他コースの「専門科目」試験には一切関係ありません)。

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Q12. 私は海外在住の学生ですが、文化人類学コースでの短期留学制度はありますか? 英語での授業は提供されていますか?

こちらのQ4をご覧ください。

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